トラベルガイド
Turku(トゥルク)
トゥルクはかつてのフィンランドの首都で人口は約179,000人。美しい群島地域が広がる海岸沿いと、かつて首都として栄えた歴史ある古都。トゥルクの建設は1229年、ローマ教皇が司教を派遣したことからトゥルクの歴史が始まりました。ヘルシンキに1812年に首都が移された後も、トゥルクはフィンランドでもっとも歴史があり、美しい群島が広がる地域として魅力のある自然と文化が融合する都市として知られます。
■アクセス
・飛行機 ヘルシンキ~トゥルク35分
(トゥルク空港から市内までは約8km)
・電車 ヘルシンキから約2時間 タンペレから約1時間45分
・バス ナーンタリから 約30分 ラウマから約1時間30分
ハメーンリンナから 約2時間 タンペレから約2時間30分
ヘルシンキから約2時間30分
■観光情報
トゥルク観光局 Turku Touring http://www.turkutouring.fi
中世の雰囲気が残るトゥルク城や大聖堂などに加えて、市内を流れるアウラ川沿いののどかな雰囲気、群島地域の美しい自然などがみどころです。美しい川沿いのカフェやレストラン、歴史ある建物を改装してできたショップやホテルも街の魅力のひとつです。アウラ川の河口には港があり群島や夏のリゾート地のナーンタリ、ストックホルムまでの船が運航しています。ムーミン・ワールドやスパ・ホテルで有名なリゾート地ナーンタリや世界遺産の町ラウマもトゥルクからのアクセスが便利。夏になるとレストランやカフェテラス、アートギャラリーが並び、市民の憩いの場として賑わう。
主要観光スポット
■トゥルク城 Turku Castle
トゥルク城は、フィンランドがスウェーデンの支配下に入った1280年に建設が開始され、14世紀と16世紀に拡張されたフィンランドで最大の古城。第2次世界大戦で破損したが修復され、現在は歴史博物館として一般公開されている。城内には、中世の貴族が舞踏会を催したバンケットホールが当時のまま残されている。トゥルクの歴史にまつわる品々などが展示され、中世貴族の生活やトゥルクの人々の生活を垣間見ることができる。 詳しくはこちら
■シベリウス博物館 Sibelius Museum
シベリウスの遺稿や遺品、世界各地から集められた350点以上の楽器や楽譜、音楽に関する手引書を展示。春と秋には、毎週水曜の夕方にコンサートが行われる。 6~8月の毎週水曜の夕方には、Music on Summer Nightsというコンサートが開かれる。
■ルオスタリンマキ手工芸博物館 Luostarinmäki Handicraft Museum
1827年の"トゥルクの大火災"から免がれて残った街の一面を1940年以降野外博物館として当時の手工芸品を展示。作業の様子が昔ながらの衣装を着た人たちによって再現されている。
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■トゥルク大聖堂 Turku Cathedral
13世紀から建築され始めた、フィンランドを代表する中世の教会。1827年のトゥルク大火災で、ひどい破損を受け、その際に崩壊した塔の替わりにエンゲル設計の現在の塔が建てられた。フィンランドのルーテル派の主教会であり国の司教座聖堂でもある。併設された教会博物館では、この大聖堂が歩んだ歴史に関する模型、典礼用品、教会衣装などが展示されている。
■トゥルク美術館 Turku Art Museum
フィンランドで2番目に大きな美術館。19世紀から今日に至るフィンランド美術のコレクション。収蔵する美術品は約4,000点、写真約5,000点。
http://www.turuntaidemuseo.fi/
■ヴァイノ・アールトネン美術館 Wäinö Aaltonen Museum of Art
フィンランドの現代美術、彫刻家ヴァイノ・アールトネンの作品コレクション
■薬物博物館&クウェンセル邸 Pharmacy Museum & Qwensel house
トゥルクに現存する最も古い17世紀の邸宅。19世紀からは薬局として使用されていたので、現在では薬学博物館となっている。
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■アボォア・ヴェトス&アルス・ノヴァ博物館 Aboa Vetus & Ars nova Museums
トゥルクで偶然見つかった遺跡を基にした博物館。トゥルクの歴史とアートを展示する2つの博物館となっている。
http://www.aboavetusarsnova.fi/
■マーケット広場 Market Square
季節の野菜や果物、花、鮮魚などの露店が賑やかに立ち並ぶ。
南側にはマーケット・ホール〔Kauppahalli〕もあるトゥルク市民の台所。