Rovaniemi
ラップランドの首都ロヴァニエミ市の人口は約66,370人で、ラップランド地方の行政、商業の中心地です。ケミ川とオウナス川の合流点に位置し、中心地は北極圏の入り口から8kmほど南にあります。ラップランド入り口の街、サンタクロースの故郷として世界中から観光客が訪れます。
世界大戦時の1944年、街の大半が破壊されましたが、戦後、建築家アルヴァル・アールトによって、都市が再建されました。サンタクロース村では、一年中サンタクロースと会え、夏も冬もラップランドならではの自然の中で、アクティビティーも楽しめます。オーロラ帯に位置し、オーロラ観測バスモイモイ号が冬季は運行しています。
■アクセス
飛行機:ヘルシンキ~ロヴァニエミ1時間20分(ロヴァニエミ空港から
市内までは約10km。 市内の主なホテルには、飛行機の発着に
あわせてエアポート・バスが運行。)
電車:ヘルシンキから 900km/ 約12時間 タンペレから 713km/ 約8時間
バス:レヴィから 171km / 約2時間 サーリセルカから 262km/ 約3時間30分
■観光情報
サンタクロース村 Santa Claus Village
ロヴァニエミ市中心街から北へ8km。サンタクロースの家、サンタクロース郵便局、土産品店などが集まった、サンタクロース村。サンタクロースの家ではサンタクロースと記念撮影、サンタクロース郵便局ではクリスマスの切手販売をはじめ、「サンタクロースからの手紙」のオーダーもできる。
ちょうど北極圏の入り口にサンタクロース村は位置しているので、北極圏の境界線も越えることができる。インフォメーションでは北極圏に入ったという証明書を発行してもらえる(有料)。 ラップランドの土産を始め、フィンランド・ブランドのファクトリー・ショップやレストラン、クリスマスのエキシビジョンもあり、サンタクロースやクリスマスの雰囲気を十分堪能できる。
サンタクロース・オフィス
サンタクロースの部屋では、サンタクロースに会うことができる。遥か遠いコルヴァトゥントゥリ山から毎日やってくるサンタクロースは言語が堪能で、片言の日本語も話せるとか。サンタクロースとの記念撮影もできる。
サンタクロース郵便局 Post Office
毎年世界中から60万通のサンタクロースへの手紙が来るというサンタクロース郵便局。サンタクロースからの手紙の申込が出来たり、手紙を書けるスペースがあるので切手を買って手紙を出したりもできる。
オーロラバス moimoi 号
「moimoi(モイモイ)号」はオーロラ観測所から入手した情報を元に、オーロラが見られる確立の高いポイントへと移動する、ロヴァニエミ発着のオーロラ観測専用バスです。現地では日本語ガイドがご案内します。
観測地点にはコタやロッジがあり、軽食を取りながらオーロラの出現を待ちます。森の中の静かな雪原は、オーロラが出ていなくても神秘的。晴れた夜空には満点の星空。こんな大自然の中でオーロラを見ることができたら、忘れがたい光景となるはずです。
日本での予約・お問い合わせ:
ネットトラベルサービス ㈱ツムラーレコーポレーション
http://www.nettravel-jp.com/tour/moimoi.htm
現地での予約:
ツムラ-レコーポレーション ロヴァニエミ支店 (Scandic Hotel Rovaniemi内1F)
その他観光ポイント
アルクティクムハウス Arcticum
アルクティクムは世界中の北極圏に暮らす人々の生活や文化、自然環境に関する資料を展示。また、ラップランドの先住民族サーメ人の歴史、トナカイとの生活、現代の生活、民族衣装など、ロヴァニエミならではの展示も注目。さらに現代テクノロジーを駆使したサイエンス・センターでもある。北極圏の入り口で、歴史や文化を体験してみたい。
ショップやレストランも北極圏ならではのものが多いので、寒い冬には暖かい室内で時間をかけてゆっくり過ごしてみるのもおすすめ。
■サンポセンター Sampo Center
ロヴァニエミ市の中心にあるショッピングセンター。正面にはどこからでも見える気温計付きのタワーがそびえ、ランドマーク的な役割をしている。中には、フィンランド・ブランドのマリメッコやペンティックをはじめ20以上のショップが入っている。
■カロティンリンナ Kalotinlinna
ホテル・サンタクロース内のショッピング・センター。お土産屋や洋服などショップとカフェが入っている。ホテル内なので、寒いときには外に出なくても買い物ができる。
アールトタウン情報
ラップランド地方の州都ロヴァニエミは、大戦時に街の大半を焼き払われた。復興は建築家アルヴァル・アールト(1898~1976)が関わり、ラップランドの自然に基づいた都市を作り上げた。アールトは都市の全体像にラップランドの動物のトナカイを盛り込む、といったユーモアも見せている。
ラッピア・タロ Lappia-talo
多目的ホール、ラッピア・タロはアールトの晩年の建築物。ホール内部は劇場、音楽学校、ラジオ局、会議場が備えられており、外観はラップランドの小高い山々(トゥントゥリ)がモチーフになっている。冬の間は、日没と同時に屋根がライトアップされ幻想的な空間を演出している。
ラップランド州図書館
1965年に完成した図書館は、開館時間内に観光客でも自由に入館できる。館内の照明器具、椅子、机のデザインもアールトによるデザイン。ラップランドコーナーでは、ラップランド全土に関する様々な言語による文献が充実している。また、アート展示も開催されていることが多い。カフェでは、アールトデザインの家具に囲まれてティーブレイクやランチブレイクをとることができる。
ロヴァニエミ市庁舎
市庁舎はアールト死後の1988年に完成した。アールトの二度目の妻で、仕事上でもパートナーであったエリッサ・アールトがアルヴァルの意向を受け継いた。市役所の一階フロアは、市民が気軽に入れるギャラリーになっている。
ロヴァニエミ・ルーテル派教会
アールトの建物郡の後方にそびえる塔は、福音ルーテル派ロヴァニエミ教会。戦争で壊滅状態になったロヴァニエミ市で、最初に再建された教会は1950年に完成した。教会堂正面の壁画は、スカンジナビア最大級とも言われるフレスコ画で、レンラルト・セルゲルストロール作で「命の泉。
アールトとオーロラ(サンポ・センターとその正面のビル・デザイン)
町の中心にあるサンポ・ショッピング・センターの正面玄関向かいにあるレンガ造りの茶色い建物もアールトの作品。建物の左端には、鮭とオーロラのモニュメントが飾られている。
ガーデン・シティ・コルカロリンネのアパート郡
ロヴァニエミ郊外のガーデン・シティ・コルカロリンネ・エリアはアールトが手がけた住宅街。戦後に人口が増えたために、住宅地となったエリアで、最初のアパートの完成が1958年。真っ白なブロックの群れは、戦後間もない当時は非常にモダンだったといえる。
ダウンヒル・スキー ゲレンデ情報
ロヴァニエミ市内から若干離れたオウナスヴァーラの丘にロヴァニエミのスキー場があり、周囲はクロスカントリー・スキーのコースも充実。丘の頂上にはオーロラ観測に適したスカイ・ホテルがある。夏はハイキング・コースとしてもおすすめ。
オウナスヴァーラOunasvaara http://www.ounasvaara.fi/
アクティビティ
スノーモービルやトナカイぞりなどのアクティビティは、現地のアクティビティ・カンパニーで申し込める。パッケージ・ツアーの場合は、事前申し込みや空港での送迎の際に係員に問い合わせてみるのがよい。現地についてからでも申し込めるアクティビティもあるので、時間を持て余したらのぞいてみては?
■アルクティック・サファリ Arctic Safari
■ラップランド・サファリ Lapland Safari
■エラセッティ・サファリ Eräsetti Safaris
■アルクティック・サークル・ツアーズ Arctic Circle Tours